とびだせどうぶつの森 QRコード置き場

ここにはおもに『とびだせどうぶつの森』、『GirlsMode4』でネオジオキャラになりきるためのマイデザイン用QRコードやコーディネイト案、それにSNK関連の二次創作テキストなどを置いています。髪型や髪色、瞳の色については『とびだせどうぶつの森』の攻略Wikiを参照してください。

TGS2007『KOF MI』生アフレコ

東京ゲームショウ2007 『KOF MI』生アフレコ

ナレーション

(前塚氏)

「2007年9月22日、サウスタウンのとあるバー。……そこに数人の男女が集い、秘密の会合が開かれたという」

 

何やらムーディなバーを思わせるBGM。そこにからんころんとドアベルの音を鳴らしてやってくる面々(という雰囲気で)。なにやらシリアスムードの中でアルバが場を仕切り、スタート。

アルバ

「きょう集まってもらったのはほかでもない。この夏に登場したばかりの『マキシマムインパクトレギュレーションA』だが、数時間前、プロデューサーのファルコン氏から早くもその続編についての発言があった。もちろんきみたちも聞いているな?」

マリー

「ええ」

アッシュ

「これもきっと、ポリゴン化されたボクの魅力のおかげだネ」

アルバ

「そばかすくんの妄想はこの際こちらへ置いておくこととして……新作のリリースと聞いて、ファンのみなさんが真っ先に関心を持つことといえば何だ? いってみろ、ソワレ」

ソワレ

「え? お、オレ? オレが答えんの?」

 

ソワレのセリフが終わるか終わらないかのうちに不正解のブザーが鳴る。

アルバ

「遅い! 次、アッシュくん」

アッシュ

「まあ、ファンのみんなが気になるといったら、やっぱりぼくの性能とか新技なんじゃない?」

 

アッシュのセリフが終わるか終わらないかのうちに、また不正解のブザー。

アルバ

「却下だ。次、ミス・マリー」

マリー

「そ、それはやっぱり……どういう新キャラが登場するかってことじゃないかしら?」

アルバ

「それだ! 正解!」

 

正解のファンファーレが鳴る。

アルバ

「ということで今回は、次回作で追加されるであろう新キャラを、私たちで大胆に予想してみようと思う」

アッシュ

「ふゥん……なかなか面白そうじゃない」

ソワレ

「なるほど……要するに、新しいカワイコちゃんたちの選考会ってことか!」

マリー

「……あのねソワレくん、おねえさん、それはちょっと違うと思うな」

アルバ

「ちなみに、このままでは以前どこかでやったトークショウとまったくメンツが一緒なので、司会進行役には特別にこのかたをお呼びしている。みなさんもご存じの、ミスター二階堂だ」

 

紹介を受けた紅丸、あからさまにテンションが低い。わざとらしい溜息をつく。

紅丸

「はぁ……」

アッシュ

「あれ? 何なのこの人? やけにテンション低いね。ボクがいうのもアレだけど、ちょっと感じ悪いなァ」

紅丸

「余計なお世話だ。……ったく、こっちの都合も考えずに勝手に進行役なんか押しつけやがって……いっとくけどな、世界を股にかけて闘ってるこのオレは、おまえらと違ってそんなにヒマじゃないんだよ!」

マリー

「とか何とかいってるけど、どうせあれでしょ、自分はまだポリゴン化されてないもんだから、それですねてるんでしょ?」

 

マリーに指摘され、大袈裟にうろたえ出す紅丸。

紅丸

「ばっ……な、なな、何をいっているんだい、み、ミス・マリー? ここ、このオレが、そ、そんなに度量のせまい男に、みんっ、見えるのかい?」

ソワレ

「見えるよな」

アッシュ

「見えるよねえ」

紅丸

「だ、黙れ! だいたいおまえら、『自分たちは最新作に出られて当然!』みたいな顔をしてるが、だとしたら考えが甘いんだよ! 前作にいたキャラでも次回作には残れないかもしれない、それがKOFシリーズの怖さなんだ! おまえらにはまだそれが判ってない!」

 

多少の身振り手振りを加えて熱弁する紅丸。

アルバ

「お言葉を返すようだが、ミスター二階堂。私とソワレはこのシリーズの主人公だ。リストラされることはまずありえないな」

ソワレ

「そうそう。それによ、『MI』シリーズはこれまでも何作かリリースされてるけど、ボスキャラも含めてみんなちゃんと続編にも出てるしなあ」

アッシュ

「あ、でも確かボクたちと入れ違いに、ひとりだけ削られたキャラがいなかったっけ?」

 

紅丸、アッシュの言葉にはっとしてそっぽを向く。バツが悪そうな表情。

マリー

「そうね、そういえばいたいた! やたらトゲだらけで、むちゃくちゃな性能の――」

紅丸

「アーマーラルフのことを悪くいうなぁ!」

 

紅丸、いきなり大声をあげて一同のおしゃべりをさえぎる。同時に、スクリーンにはアーマーラルフの立ち絵(『MI2』版)。

紅丸

(小声で半泣き+チョイ・ボンゲ風に)「あっしだって……あっしだってがんばって収録したんでやんすよ……それをただひとりだけリストラだなんて、あ、あんまりでやんす……」

ソワレ

「あ、あんた、どうしたんだよ、急に……?」

マリー

「あっしだとか、収録だとか……いったい何の話?」

紅丸

「い、いや、別に何でもない……すまなかったな、みんな。いつもクールなオレとしたことが、らしくない大声あげちまった。オレはただ、アーマーラルフもそう悪いキャラじゃないってことをいいたかっただけなんだ」

アッシュ

「そのわりにはまるで我がことのようなエキサイトぶりだったよネ。何か深い事情でもあるわけ?」

紅丸

「なっ、何でもないっていってるだろ! とにかく、オレは帰らせてもらうぜ! これから乗馬クラブでレッスンがあるんだ!」

アルバ

「まあ待ちたまえ、ミスター二階堂」

紅丸

「何だよ?」

アルバ

「よく考えてみてくれ。夏にリリースされた最新作のタイトルは何だった?」

紅丸

「は? 確か……『KOFマキシマムインパクト・レギュレーションA』……だったか」

 

ここでスクリーンに『MIA』のタイトルロゴ。

アルバ

「そう……キーワードはAだった! そして、メインでプッシュされてきたのがこのアッシュくんだ!」

 

アッシュ、セリフはナシで客席に向かってぺこりと一礼。

アルバ

「残念ながら、『MIA』のAはアルバのAではなかった……」

ソワレ

「アニキのAでもなかったんだよな……」

アルバ

「それはさて置き、ここで私が問いたいのは、前作でAと来た以上、次回作は当然B……レギュレーションBなのではないかということだ」

紅丸

(ウソ臭いほどシリアスに)「なに!?

アッシュ

「ま、ファルコンさんも、まだ正式タイトルは決まってないっていってるけどさァ……」

マリー

「もし次回作がレギュレーションBだとすれば、当然メインでプッシュされるキャラは――」

紅丸

「名前がBで始まるキャラ……すなわちこのオレ、ベニマル・ニカイドー!?

 

紅丸、拳を握り締める。スクリーンに紅丸の立ち絵(『XI』版)。その下に「BはBENIMARUのB」の文字。何か「バーン!」みたいなSE。

紅丸

「そうか……ついにオレにもポリゴン化の波が押し寄せてきたってきたってことか! よぉし、やる気が出てきた! もう京や八神だけにデカい顔はさせないぜ! ファンのみんな、応援よろしく!」

アルバ

「ふふふ……元気を取り戻してくれて何よりだよ」

紅丸

「それじゃさっそく本題に入ろぜ。じゃじゃん!」

 

スクリーンに「次回作参戦キャラクター大予想大会!」の文字。

紅丸

「それじゃここはレディファーストでいこうか。まずはミス・マリーの予想から聞かせてもらいたいな」

マリー

「その前にいっておきたいんだけど、名前がBで始まるキャラといえばわたしだってそうじゃない? てことは、次回作こそわたしがメインで――」

アルバ

「却下だ」

マリー

「どうしてよー!?

ソワレ

「そうだよな。アンタはBっていうよりMだろ、M」

マリー

「ちょっ……M、Mって連呼しないでよ、変なふうに聞こえるから」

アルバ

「やや変化球だが、私はMr.BIGあたりが有望ではないかと予想している。『ネオジオバトルコロシアム』での存在感はさすがだった」

 

スクリーンにMr.BIGの立ち絵(『NBC』版)。それをマリーが指差す。

マリー

「何いってるのよ、こいつだってMじゃないの! Bじゃないわ、Mよ、M!」

紅丸

(小声で+ちょっと素の前塚さんが入った感じで)「マリーさん、それはもういいですから」

アッシュ

「うーん……ボク、昔の人のこととかよく知らないんだけどさ、この人たち、そこそこ有名らしいから、次あたりで出てくるんじゃない?」

 

スクリーンにビリー・カーンとB.ジェニーの立ち絵(どちらも『MIA』版)。それを見たソワレ、軽くコケる。

ソワレ

「っていうか、こいつらもう参戦してるじゃねえか!」

アッシュ

「え? そうなの? ボク、他人にはあんまり興味ないんだよネ~。大切なのは自分だけっていうかさァ」

マリー

「だったら少し黙っててちょうだい。(小さく咳払いしてから)わたしの一押しはもちろんこのキャラよ!

 

スクリーンにブルー・マリーの立ち絵(『MIA』版ではなく『XI』版)。

紅丸

「どういうことだい? ミス・マリーがもうひとり登場するってことか?」

マリー

「その通り! 次回作ではきっとわたしの性能違いのキャラが出てくるのよ。人呼んで、ブルー・マリーCLASSIC!」

ソワレ

「クラシック?」

アルバ

「クラシックか」

アッシュ

「まぁ、古株よりはクラシックのほうが響きがややマイルドだよネ」

マリー

「そこ! クラシッククラシックって連呼しない!」

ソワレ

(小声で)「自分でいい出したくせに……」

マリー

「……ソワレくん、何かいった?」

ソワレ

「あ、いや、その……そ、そう! オレの予想を聞いてくれよ! オレはこいつが来るんじゃねえかと思うぜ!」

 

スクリーンにボブ・ウィルソンの立ち絵(『RB餓狼伝説』版)。

マリー

「あら、懐かしいわね。リチャードのところのボブじゃない」

アルバ

「ほう……ソワレのことだから、てっきり女の子を選ぶのかと思っていたんだが」

ソワレ

「それが……なかなかイニシャルがBの女の子っていねえんだよ」

紅丸

「だけどこいつ、カポエラ使いだよな」

ソワレ

「あ? それがどうかしたのか?」

紅丸

「いや、正直いってカポエラはもういいだろ。もうふたりもいるし」

ソワレ

「なっ、何をあっさりと爆弾発言かましてんだよ、アンタよ!?

アッシュ

「いわれてみれば確かにそうだよねェ。カポエラで闘うキャラはボクももうおなかいっぱいかな」

ソワレ

「てめっ……そ、それをいったら、おまえらみんな火で闘ってる炎キャラじゃねえか! そっちのほうがよっぽど多いってーの!」

紅丸

「まあまあ、そういきり立つなよ、ソワレくん」

ソワレ

「もっ、もとはといえばアンタがヘンなことをいい出したせいだろ!? だいたい、アンタの予想をまだ聞いてないぜ!」

紅丸

「そうだな……ま、オレの参戦が決まってる以上、残りのメンツは誰でもかまわないといえばかまわないんだが……ここはあえて不遇なキャラに光を当てるって意味で、こいつなんかどうだ?」

 

スクリーンにブライアン・バトラーの立ち絵(『KOF’98』版)。

アルバ

「これは……ブライアン・バトラー選手じゃないのか?」

ソワレ

「おっ! こいつNFLの中継で見たことあるぜ! フットボール辞めてKOFに参戦してたのか?」

紅丸

「……とまあこんな具合に、知らないヤツはぜんぜん知らないだろ? だからオレは、KOFでは今ひとつスポットライトを浴びていないこいつを、3Dというあらたなステージに上げてやりたいのさ」

マリー

「……いってることは真っ当そうだけど、完全に上から目線よね」

アッシュ

「自分はもう当確だと思って余裕かましてるんじゃない?」

紅丸

「は? いや、だってもう……オレで決まりだろ? これまで出てきたメンツを見回してみたって、オレ以上にふさわしいキャラはいなかったわけだし」

アルバ

「確かにあなたが最有力候補といってもいいかもしれないが、だからといって当選確実とは断言しかねるな」

マリー

「そうよ! そもそもあんたなんてBじゃないわ! Nよ、N!」

紅丸

「いや、だからいい加減その芸風はやめようよ、ミス・マリー」

ソワレ

「だいたい、次回作のタイトルが『レギュレーションB』だって決まったわけじゃないんだろ?」

アルバ

(ひどく深刻そうに)「ああ、その通りだ」

 

スクリーンに『MIA2』のロゴ。その下に「続編の正式タイトルはまだ考え中っす by FALCOON」の文字。

紅丸

「お、おい、アンタいまさら何いい出す気だよ!? 本決まりじゃないだけで、ほぼ内定しているんじゃないのか?」

アルバ

「誰がいったいそんなことを?」

紅丸

「だっ……いや、さっきの流れからいったら当然そう思うだろ? 思うよなあ!?

アッシュ

「ボクははっきりと、正式タイトルはまだ決まってないっていったヨ」

マリー

「要するに、あなたの早とちりってことじゃない?」

アルバ

「ということだ、ミスター二階堂」

紅丸

「ふざけんな、このグラサン! じゃあ何だ、さっきのはウソか!? 親しげにオレの肩を叩いてあれこれ吹き込んでたのは、あれは全部オレをおだてて仕切り役を押しつけるための方便か!?

アルバ

「フッ……ありていにいえばそういうことになる」

紅丸

「冷静沈着に決めてんじゃねえ!」

アルバ

「いや、どうもトークショウのたびにアルバの性格が壊れていく気がするというファンの声を耳にしたものでね。今回は少し気を遣ってみた」

紅丸

「そこに気を遣う前にまずオレに気を遣え!」

アッシュ

「それはともかく、正式な発表がないうちからあれこれ期待しすぎると、あとで落ち込むはめになるっていい教訓になったネ」

マリー

「ま、別にわたしはどうでもいいわ。リストラされる可能性はかなり低いと思うし」

ソワレ

「それもそうか……第一、今回の予想通りじゃむさくるしい男ばっかり増えちまって、オレとしちゃ嬉しくも何ともねえしな」

アルバ

「というわけで、新作の詳しい情報が出るまでは、ファンのみなさんには引き続き『MIA』で楽しんでもらいたい」

紅丸

「強引に締めるな! 引き続き楽しむも何も、オレは『MIA』には参戦してないんだよ! くそっ! 誰かそのプロデューサーってヤツを連れてこい! 次回作には意地でも出てやるからなーっ!」

 

紅丸の叫びで何となく終わる。BGMか何かのボリュームを上げて強引に〆。

 

ギース・ハワード02

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餓狼伝説』シリーズのみならず、『KOF』でもその存在感を発揮する悪のカリスマ、ギースさま。これは『リアルバウト餓狼伝説』のビリーのエンディングで登場したブラウン系のスーツ。それ以外のシーンでは黒っぽいスーツで統一しているのに、なぜここだけ茶色? 髪型は男の子15、髪の色は金、瞳の色はブルー。
マイデザイン以外のアイテムは以下の通り。
・ちゃいろフォーマルパンツ
・くろのくるぶしソックス
・くろいかわぐつ

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ギース・ハワード01

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『KOF14』でせんれつなカムバックをとげたギース・ハワード。これは『餓狼伝説ワイルドアンビション』での隠しモデルをベースにしているが、シャツやネクタイの色からして、それ自体が『RB餓狼伝説』のメインビジュアルをもとにしている(と思われる)。髪型は男の子15、髪の色は金、瞳の色はブルー。
マイデザイン以外のアイテムは以下の通り。
・くろいフォーマルパンツ
・くろのくるぶしソックス
・くろいかわぐつ

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ハイン

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『KOF14』で初登場となった新キャラクター、ハイン。サウスタウンチームの一員で、これは2ndカラーの白執事。ギースの護衛らしいが、正直、すでにビリーがいるのにこれ以上ギースに護衛が必要とは思えない。髪型は男の子15、髪の色は紺、瞳の色はブルーグレー。Nice土下座!
マイデザイン以外のアイテムは以下の通り。
・ちゃいろめがね
・しろいフォーマルパンツ
・くろのくるぶしソックス
・くろいかわぐつ

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サムライスピリッツ絆 未使用掛け合い補足

武運つたなくサービス開始から2か月たたずにサービス終了が決定した『絆』。ぼくは製作会社のほうから『サムスピ』を知らない新規ユーザー層にアピールすることを目的としたテキスト執筆を依頼されていた。その一環として、難しい文章表現は避ける、かわら版の掛け合いについてはコミカルなものも提供する、という指示があり、今回公開したのはそのうちのコミカルめのもの。コミカルな掛け合いに若年組が多いのは、殺伐としたやり取りがあまり向かないからで、殺伐としたイメージのキャラには殺伐とした掛け合いが用意されていた。

 

『絆』では『初代』、『斬紅郎』、『天下一剣客伝』、『真』と月ごとに背景となるストーリーが変わっていくことが決まっていたが、その後どこまでフォローする予定だったのかは判らない。