Twitter愛の劇場 20151221 Act02
目先の音響機材に心奪われ、ビリーの追跡を忘れかけていたキム先生。だが、その時――!
「いやいやいや! この私まで悪の道に引きずり込もうとするとは……悪は許さん!」
「だいたい、洗濯好きなのはいいにしても、室内干しにするなら空気清浄機を使いたまえ!」
「それにしても、いったいどこへ消えたんだ、ビリーくんは? ほかの部屋も捜してみるか……」
「さてはこの部屋に……むむ? むむむ……ここはキノコの部屋……か?」
「ここもビリーくんがコーディネートしたのか? いいじゃないか! 落ち着く、非常に落ち着く♪」
「落ち着きすぎて、ちょっと眠くなってきたな……ちょうどいいところにベッドがあるじゃないか」
「少しだけ、ちょっとだけ……むにゃむにゃ……少し……チャンくん、私をさしおいて、新作に出るとは……ゆ、許るさーん……」
静かな眠りに就いたキム先生……彼はまだ知らない……すでにビリーがリリィとのクリスマスのために、空港に向かっていたことを……。
こうしてキム先生の51回目の誕生日は幕を閉じた。だが、『KOF14』への参戦が確定するまで、いや、『餓狼伝説』の新作がリリースされるまで、彼の戦いは終わることはないのである!
――完――