サムライスピリッツ絆 未使用掛け合い04
前提1:『サムスピ絆』は、週に3階、かわら版と称してアイコン+セリフによるキャラ同士の掛け合いが公開されていた。 前提2:月替わりで『初代』→『斬紅郎』→『剣客伝』→『真』……という順でバックストーリーが変わり、かわら版もそれに合わせたものになっていた。 |
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このアイヌの地に足を踏み入れたあなたは誰…? |
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いろは |
はじめまして。私、いろはと申します |
この気配…もしかしてあなたは…? |
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いろは |
私、旦那様のために絶対に勝たないといけないんです! |
…判りました |
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すべてのものにカムイは宿ります |
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あなたが何者だろうとそれは問いません |
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…でも、アイヌの戦士は私だけ。入りくるなら… |
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ちょっと待ったーっ! |
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え? |
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いろは |
え?? |
アイヌの戦士は姉様だけじゃないよ! |
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私だってもう立派なアイヌの戦士だもんっ。ねっ、コンル! |
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リムルル…あなたは下がっていて |
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そうはいかないよ! 姉様こそ下がってて! |
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レラ |
…やめなさい、リムルル。あなたは戦うべき人間ではないわ… |
レラ |
…このまま突き進めば、あなたはウェンカムイの影響を受けてしまう… |
ごめんね、レラさん! ちょっと何いってるかよく判んないけど |
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私ならとにかくだいじょーぶっ! 行くよ、コンル! |
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待ちなさい、リムルル! |
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…どうしてもアイヌの戦士になりたいのなら、まずは私を倒すことね! |
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レラ |
ちょっ…ナコルル! あ、あなた、いきなり何をいい出すの!? |
よーっし! 行くよ! 姉様! 覚悟してね! |
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レラ |
ちょっと、ふたりとも! いい加減にしなさい! |
いろは |
…あ、あの…それで結局、私はどなたと戦えばいいんでしょう? |
サムライスピリッツ絆 未使用掛け合い03
前提1:『サムスピ絆』は、週に3階、かわら版と称してアイコン+セリフによるキャラ同士の掛け合いが公開されていた。 前提2:月替わりで『初代』→『斬紅郎』→『剣客伝』→『真』……という順でバックストーリーが変わり、かわら版もそれに合わせたものになっていた。 前提3:『初代』、『斬紅郎』のかわら版では、王虎は一貫して自分の配下となるべき人材を捜している。 |
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幻庵 |
…どうしてこんなことになってるケ…? |
んどらぁッ! そこ! ごちゃごちゃぬかすな! 潰して食うぞ! |
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幻庵 |
ンケケーッ!? |
ワシの話がまだすんでおらんのじゃあ! 黙って聞かんか~! |
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幻庵 |
…わ、判ったケ… |
うン、判ッた! ボク、ちゃンと聞くゾ! |
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…とにかく、ワシが天下を取るためには破王の卵が必要じゃ… |
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チャムチャムとやら…おまえが奪われた何とかストーン… |
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タンジルストーンだゾ! |
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うむ、その何とかこそワシが追い求めていた破王の卵に相違ない! |
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ならばやるべきことはただ一つじゃあ! |
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幻庵 |
な…何だケ…? |
阿呆がボケがカスが! 破王の卵を取り戻すに決まっとろうがぁ! |
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貴様~! ワシの臣下その二のクセにそんなことも判らんか! |
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幻庵 |
ケーッ!? いつの間にワシがおまえなんかの臣下になったケ!? |
うんどらぁ! 貴様! 君主に向かっておまえとは何じゃあ! |
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幻庵 |
ングギャーッ! |
犬や猿や鳥よりはマシかと思ったが…使えん奴じゃあ! |
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破王の卵の奪回と並行して、真の漢をもっと集めねばならんわ |
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行くぞ、臣下その一! その役立たずも一応引きずってこい! |
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了解だゾ! みんなでタンジルストーンを捜すンだゾ! |
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幻庵 |
クケ、ケケ…あ、あざみ… |
ぶとらっ! 鬱陶しい! いつまでも泣き言をぬかすなぁ! |
『真吾一番勝負!』 作品解説
2016年、『KOF14』発売後に書いたもの。別に何か深いテーマがあるわけでもなく、ただ単に、イマイチ空気が読めない真吾がひたすらヒドい目に遭い続けるだけの作品。ちなみにぼくは大学留年中にデビューが決まったため、実際の就職活動がどういうものなのかまったく知らない。
SNK世界では、ギース、すなわちハワード・コネクション総帥という認識になっていて、要は裏社会の大物であると同時にさまざまなグループ企業を束ねる超一流ビジネスマンのはずなのだが、その片腕という位置づけのビリーが“会社”の中でどういうポストにあるのかはいっさい描かれなかった。ふつうに考えれば、まともなビジネス英語もしゃべれなさそうなビリーに、ギースが表向きのビジネスを任せるはずもないので、結局は用心棒の域を出ることはないのだろうが、それでもそのへんの幹部社員よりはよほどいいサラリーをもらっているに違いない。たびたびテリーや山崎たちと闘うはめになる以上、危険手当は必要だろう。
ぼくはノベライズの関係で何度か大阪に取材に行ったことがあるのだが、「ちょっとお茶でも」という時はなぜかいつも会社の近くのフォルクス江坂店だった。いつも思うのは、「どうしてドリンクバーじゃないの?」である。