『デモリッション・カーニバル』作品解説
2018年の6月6日、アルバとソワレの誕生日に合わせて公開した作品。これまででもっとも長かった『ソワレとアルバ』よりもさらに長く、文庫換算でおよそ1/3冊ほどの文章量になる。内容的には『MI』のストーリーとはまったく無関係の、双子が19歳だった頃のエピソード。
この時点では、チャンスはすでにグループから姿を消しているが、まだフェイトとシャーリィは生きている。また、フェイトはすでにセスと顔見知りであり、このあと台頭してくる〈メフィストフェレス〉との抗争では、セスはフェイトに対して有形無形のサポートをしていくことになる。結果的に、フェイトはデュークとの戦いで命を落とし、そうなった一因がセスにあると考えたアルバとソワレはセスへの怒りをつのらせるのだが、それも『MI2』の時点で水に流している。